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阪神間で初の商用バイオガス発電プラントが竣工

阪神間で初の商用バイオガス発電プラントが竣工
~食品ロス等から再生可能エネルギーを創る~

 食品廃棄物をはじめとした様々な種類の産業廃棄物のリサイクルを行う株式会社リヴァックスが建設を進めてきたバイオガス発電施設(名称:西宮バイオガス発電プラント)が完成しました。
 2023年1月19日に石井登志郎西宮市長をはじめ、関係者の皆様にご臨席いただき、竣工式を執り行いました。

メタン発酵槽と二次発酵槽

ガスエンジン発電機

テープカット 西宮バイオガス発電プラントフロー

 西宮バイオガス発電プラントでは、食品関連の産業廃棄物を原料として受け入れ、メタン発酵(微生物発酵)により生成したバイオガスを生成し、発電を行います。都市近郊で商用のバイオガス発電施設としては阪神間で初の施設になります。
また、食品リサイクルや再生可能エネルギーを身近に感じてもらえる施設として地域の環境学習の啓蒙拠点として活用していく予定です。

 同年1月10日には産業廃棄物処分業の許可も取得し、2月から6月の試運転を経て、7月の売電を含めた本稼働時には年間14,000tの産業廃棄物を処理し、3,400メガワット時の発電を行う計画です。発電した電気はFITを利用し地域電力として活用します。
またメタン発酵により発生する残さ(消化液)は脱水後に、堆肥の原料としてリサイクルします。

<施設概要>
【名称】西宮バイオガス発電プラント
【所在地】兵庫県西宮市鳴尾浜二丁目1番20号
【敷地面積】約3,000平方メートル
【処理方式】中温湿式メタン発酵方式
【最大発電量】720kW(360kW×2機)
【年間発電量】約3,400MWh見込

<産業廃棄物処分業 許可内容>
【許可番号】9923001331号
【処理方法】① メタン発酵処理、② 破砕処理(容器入り飲料製品廃棄物)、③ 破砕処理(容器入り泥状食品廃棄物)
【処理能力】① 67.82t/日(24時間)、② 16.30t/日(8時間)、③ 4.6t/日(8時間)
【品目】汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、動植物性残さ

プレスリリース(PDF)はコチラ

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