温室効果ガス排出量削減の取り組み

2021年10月に閣議決定された地球温暖化対策計画、具体的には2030年度目標である温室効果ガス37%削減(2013年度比)を、当社の目標としています。

基本方針

  • 世の中の「燃やす」を減らす

    • 有機性廃棄物の仕分け/分離取扱拡大
  • 廃棄物をエネルギーとして活用する

    • 再生可能エネルギーの供給
    • 自家発電の拡大
  • GHG排出を減らす設備へ切り替える

    • 設備の購入・リプレース時、GHG排出を評価軸に追加
    • 燃費のよい車両、電気自動車への買い替え
  • 全社員が継続的に省エネに取り組む

    • ISO14000シリーズ(環境マネジメントシステム)の運用

それでも排出されるGHGに対しては、経済合理性のある再エネに切り替え

GHG排出量(CO2換算)実績と目標

自社施設での取り組み

GHG排出量(t-CO2

(年度)

(注)比較のため換算係数は2021年度省エネ法の全期間で採用

2014年に行ったガスボイラからバイオマスボイラへの切り替え投資により、2015年度以降は目標をクリアしています。
2030年度目標を達成するためには、事業拡大と目標達成を両立していくことが課題となります。また長期的なカーボンニュートラル実現に向け、新たな設備導入等を検討しています。

社会全体への貢献

なお当社のGHG排出量へのマイナスカウントにはなりませんが、廃棄物由来のバイオマス燃料供給により、社会全体のGHG排出削減に貢献しています。

バイオマス燃料によるCO2削減効果(t-CO2

(年度)

(注)石炭とのカロリー換算にて計算

また2023年春よりバイオガス発電プラントが稼働。再生可能エネルギー電力の供給を開始します。

バイオガス発電 年間発電実績

2023年より西宮バイオガス発電プラントが稼働し、同年7月からは産業廃棄物から作った再生可能エネルギー電力の供給を行っています。

バイオガス発電 発電実績(千kWh)

(年度)

具体的な取り組み

バイオマスボイラー

バイオマスボイラー

都市ガスボイラーから木質チップを燃料とするボイラーに切り替え→CO2の排出と化石燃料の使用を削減

高温蒸気の利用

高温蒸気の利用

乾燥機から排出された蒸気を含む廃熱→乾燥機への投入前、廃液を濃縮するための熱源として利用

電力モニター

電力モニター

電力使用量をリアルタイムにモニタリング→電気使用量の削減