バイオマス素材の活用提案

国内バイオマスを活用した、持続可能なものづくりへ

カーボンニュートラル社会の実現に向け、バイオマス廃棄物を活用した製品の開発から量産化まで、
リヴァックスがサポートします。

カーボンニュートラルの実現に向け、現在、世界中で多種多様なアプローチが模索されています。石油等の天然資源をバイオマス素材へ代替していくことも、そのための有力な選択肢の一つです。 しかし、現在主流である海外からの輸入一次産品(トウモロコシやパーム油等)由来のバイオマスには、「食料との競合」や「生産のための森林破壊」といった課題があります。そこで、私たちは、「国産で非可食の未利用資源である廃棄物由来のバイオマスの活用」という選択肢に行き着きました。

長年の廃棄物処理事業で培った知見やネットワークを活かし、バイオマス廃棄物の工業用材料化に取り組みます。同じ目的をもつ企業とのパートナーシップにより活用用途の開発やサプライチェーンの整備を進め、バイオマスを活用した製品の市場拡大を目指していきます。

廃棄物を活用する社会的・経済的意義

「廃棄物(国内の未利用資源)」の活用には、メーカーに以下の価値をもたらします。

サステナビリティ(社会的意義)

廃棄物由来バイオマスは食料競合や森林破壊のリスクがなく、ライフサイクル全体でのCO2削減効果がある材料であり、環境対応型の製品開発を実現します。

調達リスクの分散(経済的意義)

海外情勢や為替に左右されない、国内完結型のリスクヘッジをもつことが可能になります。

廃棄物由来バイオマスを活用することの課題

廃棄物由来バイオマスの活用は、排出側にとっても、活用側にとっても実現したいテーマですが、それぞれの最終的な目的や条件が大きく異なります。そのため廃棄物由来品を循環活用するための従来のサプライチェーンでは原料(資源)を利用者へとつなげるプロセスを担う役割が不足し、条件のミスマッチが生じてしまうという課題があります。

廃棄物由来品の活用におけるサプライチェーンのミスマッチ

廃棄物由来品の活用におけるサプライチェーンのミスマッチ

リヴァックスが提供できるサービスメニュー

Service1
バイオマス活用製品開発サポート

量産化までを見据えた製品開発のプロセスにリヴァックスが伴走します。
製品企画や製品特性に応じたバイオマス廃棄物の選定、回収・加工から納品までの運用に関する課題整理と設計、技術検証用のサンプル(プロトタイプ)の制作の役割を担います。

バイオマス活用製品の量産化に向けた共同開発プロセス

バイオマス活用製品の量産化に向けた共同開発プロセス

Service2
バイオマス加工製品の販売

バイオマス活用製品の原材料や製品開発時の企画検討用材料としてリヴァックスオリジナル製品を販売しております。現物確認用の少量サンプルの提供が可能です。製品規格に関するご要望や二次加工に関するご要望についても可能な限り検討させて頂きますのでお気軽にお問合せください。

● コーヒー粕パウダー100

国内飲料メーカーのコーヒー飲料製造工程から排出されるコーヒー抽出粕のみを使用した100%天然由来のパウダー素材です。
熱劣化を抑制する「低温乾燥」と「水冷石臼式粉砕」を採用しており、コーヒー豆本来の細胞組織を解繊しています。微小繊維(フィブリル)、板状粒子、層状ヒダ構造が混在する異方性を持った微細構造と「リノール酸」「パルミチン酸」「オレイン酸」などの天然オイル成分を豊富に含有していることが特徴の製品です。

製品仕様

原料 国内飲料メーカー由来コーヒー粕100%
粒度 110㎛(D50)
性状 パウダー状
含水率 10%

想定用途

  • 各種コンパウンド用フィラー
  • 塗料、コーティング剤などの機能性添加材料
  • オイル等のコーヒー粕特有成分の抽出用原料
  • 確認用サンプルや詳細資料の提供が可能です。
  • バイオマス素材の特質上、受注後の製造となります。
  • 価格、納期、その他納品条件につきましては、担当者にてお打ち合わせのうえ、見積書を提出させていただきます。

Service3
バイオマス素材の受託加工

保有機器の余力を活用し、バイオマス素材や植物性残渣の乾燥加工、粉砕加工の受託が可能です。技術検証用のサンプル制作などにご利用ください。
※工業製品向けの加工を前提としており、食品向けの加工には対応しておりません。

● 対応加工メニュー

乾燥加工

加工方法 低温熱風乾燥
乾燥性能 到達含水率目安
5%~10%
対応可能LOT 1回あたり5kg~200kg
※製品ベース

粉砕加工(パウダー加工)

加工方法 水冷石臼式粉砕
乾燥性能 到達粒度目安110㎛(D50)
対応可能LOT 1回あたり5kg~1,000kg
特徴 コーヒー粕などの含油素材の粉砕が可能
  • 乾燥+パウダー化のセットでの対応も可能です。
  • 記載の機器性能は弊社独自試験による目安であり、保証値ではありません。
    仕上がりは原料の種類や状態によって異なりますので、事前にお問合せください。

● 受発注の流れ

  1. ①仕様の確認※

    素材の種類、加工数量、ご希望の仕上がり(含水率・粒径など)をお知らせください。

  2. ②スケジュールの調整

    当社工場の機器の稼働状況を確認し、受託可能な時期を調整します。

  3. ③見積

    原料の受入条件、納期なども含め、加工費用のお見積書を提出いたします。

  4. ④発注

    弊社指定の発注書にて発注をお願いします。

  5. ⑤加工・納品

    指定の荷姿にて納品いたします。

  • 素材の種類によっては少量のサンプルにてテストを行い、対応可否を判断させていただきます。

5つの特徴

サプライチェーンに生じる条件ミスマッチの解消

リヴァックスはこれまでの廃棄物取り扱いのノウハウと独自に研究・開発してきた工業材料化のノウハウを融合させ、排出事業者に目的や条件を満たす廃棄物原料の仕入れ運用の提案を行います。この役割により、サプライチェーンの中に生じるミスマッチを解消し、安定した廃棄物原料の調達ルートを確立します。

バイオマス原料の豊富な調達ルート

多くの排出事業者様との長年の繋がりを活かし、原料となり得る未利用資源の選択肢を豊富に保有しています。量産化を見据えた安定的な材料の調達ルートの提案が可能です。

廃棄物由来バイオマスに特化したR&D

リヴァックスには廃棄物バイオマスの排出条件や特性に対する豊富な知見があります。様々な廃棄物バイオマスに対する最適な加工技術や運用方法の開発、品質管理に関する研究を行っています。

廃棄物由来品ならではの品質管理体制

廃棄物由来の原料を取り扱うにあたり、劣化を防ぐための原料の冷蔵保管、衛生管理のための加工ゾーニングと機器の清掃を徹底しています。厳密なロット管理と品質試験の実施により、安定した品質管理を行っています。

確実なコンプライアンス

廃棄物由来品を原材料として利用する場合、一歩間違うと法令違反や環境汚染のリスクが生じます。廃棄物処理業許可を有するリヴァックスではそういったリスクを排除した安心・安全な調達ルートの構築が可能です。

バイオマス活用製品市場の活性化に向けた取り組み

  • さらなる廃棄物素材の発掘

    工業材料としてのポテンシャルがありながら、焦点があてられていないバイオマス廃棄物はたくさん存在します。そういった廃棄物に着目した材料化研究により、活用できるバイオマス素材の選択肢を拡大していきます。

  • ケミカル加工(二次加工)研究と体制構築

    「バイオマス活用製品開発」におけるより高度なご要望に応えるため、乾燥・粉砕といったマテリアル加工の拡充に加え、協力会社との技術連携も含めたケミカル加工(二次加工)対応の体制構築を進めています。